時:2013年8月
場所:駒鳥区内・有明町
記入日時:2015.4.10
明朝、近隣住民が玄関が明け放されていたことを不審に思い、該当アパートの一室を訪れたことによって発覚した事件。その部屋に住んでいた4名のうち、30代男性、30代女性、8歳男子(いずれも当時)の3名の死亡が確認された。残りの1名は未だ発見されていない。事件直後に玄関から逃げ出したと考えられている。
死因は食卓に混入していた毒物。現場には真新しい遺書が残されており、その筆跡から死亡した30代男性のものであると断定された。
考えられる事件背景として男性が勤務していた会社の経営不振が挙げられる。加えて、男性は当時明らかになった会社の税金未納付問題の責任を問われていた(のちに責任を負わせる根拠がなかったことが判明)。将来不安から心中を行うつもりだったとされている。
行方不明になったのは当時13歳の長男。以降所属していた中学にも姿を見せておらず、一度駒鳥区内での目撃情報が出たのを最後に消息を絶っている。家族内で唯一毒物を飲まなかったとされているが、たまたま口を付けていなかったのか、異変に気が付いていたのかは定かではない。
事件当初こそ長男が犯人ではないか、という憶測が蔓延していたものの、証拠が揃っていく中でその論調は収まっていった。警察は一日でも早い保護を目指しているが、すでに「ゴロ街」に迎合している可能性が高く、生存確認が難しい状況にある。
※ゴロ街:駒鳥区内に点在する、「ゴロツキが集まる街」の略語